走りの中で着地時の足首の動きを熟知し、改善することで走りの効率を上げる
ランニングという動きの中で足首はどんな動きをしているのかを知る
ランニングの一連の体の動きの中で、足首の動きを知り、効率良い動かし方を意識し、改善すると今までより楽に速く走れる様になります。
普段そこまでは意識していないと思いますが、足首の動きはランニング効率に欠かせないポイントなのです。
足首はどのような角度で曲がっているのかを細かく分析する
普段から歩いたり走ったりして、足首はどの角度で曲がっているのか凡そイメージは持っているものの、そこまで深くは認識していない方が多いのではないでしょうか。
あなたのイメージ通りに動いていれば効率の良い走りになります。逆にズレがあればそれを知ることでランニングエコノミーの改善になります。
足首の関節はまっすぐ前側には曲がらない
自分の骨や関節が普段見えているわけではないのでイメージしにくいと思いますが、足に対して脚(脛=スネ)が折れ曲がる角度は、踵から足先(なんとなく母指球側)を結ぶ方向に曲がるイメージがある方も多いのではと思います。
しかし実際は、踵から足先を結ぶ方向に対して斜め方向に曲がることになります(外向きでどちらかといえば小指方向)※図参照(下の図の線引きを軸として動くイメージです)図は右足です
<図引用; `note.com>
この軸に沿って脛骨(スネ)は少しだけ外側に倒れるような角度になります。よって母指球側に真っ直ぐの脛が倒れるイメージのまま走ると足首の曲がりは制限され、かつブレーキをかけることになり着地衝撃が増し、脛骨筋のも負担がかかることになります。
実際には外側に倒れるような角度になるようでも、体は外側に傾いてはいきません。
それは①足裏自体が土踏まず側(内側)に着地時に傾く動き、同時に②脛の2つの骨(脛骨と腓骨)の動きによる下腿(膝下の脚)の回旋が起きるからです。
①②により外側に倒れる様な動きは相殺されてまっすぐの方向に脚は出ていく様になります。
イメージと実際の動きの誤差を少しでも少なくする
このように実際の関節の動きをイメージできていると、無理な方向への動きを自らしないようになるので効率の良い走りへのスキルアップになります。
足首が母指球を結ぶ方向には倒れないことをご理解ください。脛が前側にスムーズに倒れやすくなり前進方向へのスピードが増します。
この足首の曲がりの方向イメージを保ち、ブレーキがかからないように曲げた状態をほぼ維持したまま、着地前→着地→離地と抜けれるとスムーズな移動ができるようになります。
逆に、走っていて母指球に必要以上に力が入ってしまったり、足首や脛付近の筋肉がすごく筋肉痛や疲労が溜まり安い方は一度足首の曲がる方向を気をつけてみると走りが変わるかもしれません。
実際には動きを知った上で実際の走りの中では無意識に正常な動きになることが理想です。意識しすぎると今度はそれが力みにつながります。
まとめ
①足首の動きはランニングの効率を高める重要な部分である
②足首の動きは足先特に母指球側に向かって真っ直ぐではない
③足先に向かってまっすぐに曲げるとブレーキのかかる動きになる
④足首は足先方向よりやや外側斜めに曲がる
⑤足首の外側への動きは脛や膝の動きで相殺されまっすぐに進む
⑥肝心な事はブレーキをかけすぎない動きを理解する事である
マラソン着地意識改革‼︎ ランニングでは足のどの部分で着地するかより身体の重心の真下で着地する事を大事にする