ランナー

悪天候の中での練習を楽しもう!

ランニングは天候次第で走りに工夫が必要になります。人によっては室内がメインの人もいれば、天候や気温次第ではトレーニングを中止したりする場合もあるでしょう。色々な考えがあるとは思いますが、もし大会等にエントリーすることになればある程度の天候なら中止にはならないことも考慮すると悪天候での走りも検討しておく必要があるかもしれません。

天気が悪い時にランニングはすべきか?



悪天候でも練習すべきかといえばある意味ノーでありイエスでもあります。

マラソントレーニングをスケジュールとして組み込んでいると、当日の天候が悪いときもあります。

そんな時走るか走らないかはもちろん自分の判断にはなりますが、悪天候での練習のメリット、デメリットがあります。

環境と言うことで言えばほぼデメリットなのですが、対策を立てることにより色んな準備や経験を積むことが今後に生きてくるかもしれません。

悪天候の状況とデメリットと対策

小雨

小雨程度では走り自体には大きく影響はないものの、ウェアなどが濡れてきて体温が下がります。気温が高い時は良いですが、低めの時は寒さが増すのでウェアの対策が必要です。練習の時には防露タイプのウェアの着用が良いかもしれません。また眼鏡を着用している方は等しても雨粒が付着し視界が悪くなるでしょう。ツバのしっかり出たキャップを着用することと、レンズも曇り止めグッズを塗るなどの対策で水滴や曇りを軽減できます。

大雨

雨音がする様な雨足の強い大雨になると、ウェアだけでなくシューズ等も濡れ、足場も水溜りなど走りにくさが数段増します。視界や場所によって事故等も増えるので、ランニング時のリスクが数段高くなります。基本トレーニング中止を検討しますが、強行する場合ウェアは夏場以外ならレインウエアウェアの着用は基本必要になると思います。足場の悪くなるクロスカントリーコースや山道、河川や池近くのランニングは基本的に避けるなどコース上でのランニングリスク管理が必要になります。無謀とチャレンジとは違いますので、対策はしっかり立てつつ事前または途中中断も考えて実施しましょう。

風(5m以内)

無風という場合の方が天候としては実際は少ないのかもしれませんが、風速によって、または風の方向によって走りに大きく影響が出ます。風速が5m以下でならば逆風でも進まない程の感覚はないもののランニングフォームの維持には意識を使います。心身の疲労度も逆風では増します。走りの対策としては力みを少なくしてあまり考えすぎずに走ることです。装着物としては、ランニングキャップ等を飛ばされにくい被り方もしくはツバのないタイプを選ばねばならないでしょう。

強風

風速が5mを超えると横風は身体が風に煽られバランスを崩す事もあり、向い風ではより進まない感覚が強くなります。走りの負担がさらに大きくなることに加え、周りに飛来物や落下物の危険も高くなります。物が飛んできそうな場所や足場の悪い箇所は走らないようにしましょう。装備としては同じく風に飛ばされない様にキャップ等はしっかり装着しましょう。大雨と同じく強行する必要があるかも検討し、中止や途中中断も視野に入れましょう。

高温

気温は走る上で非常に大きな影響を与えます。特に長い距離、長い時間走るマラソン練習ではより負担は大きいでしょう。通常ランニングと共に体温は上昇していきます。気温が高い場合は体温の上昇を抑えられず身体が非常に酷使されます。脱水や熱中症の危険を踏まえ、ウェア、キャップ、水分、塩分等にも対策を持って走る事が必要です。

低温

マラソンのシーズンは冬場と言われるくらいどちらかと言えば気温は低い方が体温上昇が抑えられますが、余りにも低い場合や風、雨などが合わさると低体温症などの注意も必要です。しっかり防寒して走りましょう。

雪自体が降っている事より、積もった雪で足場が悪くなっている場合に足首を痛めたり、または凍結路面での転倒等には気をつける必要があります。雪や凍結の場合は雪用グリップやトレイル用シューズがない場合は無理には走らない方が無難です。

 

気象条件が悪い中で走る事でのメリット

マラソン練習をやる方の多くが、あえて条件の悪い中での練習を好んだり、条件が悪い程アドレナリンが出る感覚もあると思います。あえてメリットを上げるならそういうシチュエーションでモチベーションをあげたり、困難な経験が心身の耐久性に自信をもたらすことでしょうか。

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まとめ

色々な気象条件で走る事は、リスクも大きいものの色々な対策を練ったり困難をあえて楽しむなどのメンタルトレーニングの一面もあります。怪我をしない範囲で悪天候を楽しみましょう。
また通常よりダメージを多く受けるので、練習後のケアはしっかり行い、回復に努めましょう。

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