ランナー

ランナーは自身のストライドとピッチを知る事で速さを数値化し、改善点を絞り込む。

自分の能力を今より高めていきたい、レベルアップしたいと思った時に必ず最初にすべきこと、皆さんご存知ですよね。でも意外とそれが出来ていないことも多いのではないでしょうか。もちろんそのすべき事とは・・

「今の自分の立っている位置を把握すること」ですよね。

ランニングにおけるその立ち位置を把握していきましょう。

 



自分の走りを数値化する

ストライドとピッチを知る

皆さん自分がどのくらいのストライドとピッチで普段走れているかご存知でしょうか?ペースまでは把握していてもそこまで気にしてない方もいるかもしれませんね。

自分のストライドとピッチの数値を知る事は大切です。なぜなら、走る速さというのは・・

   ストライドの長さ×ピッチ数

だからです。・・自身のペースがストライドとピッチに分解されましたね・・・因みにご存知とは思いますが一応

ピッチ=1分間に刻む歩数
ストライド=1歩の幅(単位㎝)

です。もし今の自分の走るスピードをレベルアップさせたいと思うなら、ストライドを伸ばすか、ピッチを上げれば(もしくは両方上げれば)良い事になります。

伸ばしたい数値を発見する

自身の現在と目標の数値を比較する

まずランニングウォッチを使って自分のピッチとストライドを出してみましょう。何度か自分なりの色んな速さのペースで走ってみてそれを記録し自分のピッチとストライドの数値を出してみます。(ランニングウォッチそのものの表示にそれが出ていない場合でも最近の機種にはほとんどデータをパソコンやスマホにデータ移行することができるので、データ移行するとその走りの数値が細かくわかるようになります)

そして次に目標のタイムに必要な数値と比較して、どうすればその数値に近づくかを考えてみましょう。

例えば、サブ3を目指すなら1kmを約4分15秒で走ります。

フルマラソンペース表は検索するとすぐ出てきますので、そこでまず目標1km辺りのペースを調べてください。ここでは4分15秒でみていきます。

4分15秒/kmで走るためには1分あたりの数値は

100000(cm)÷255(秒)×60(秒)=23529(cm)となります。

そして180ピッチで走るとすれば、

23529÷180=130.718と約ストライドを130cmにできれば良い計算になります

又は185ピッチでいけるなら、23529÷185=127.186と今度は127cmのストライドで良いことになります。

このようにして、自分の現在の数値と目標の数字をピッチとストライドを掛けた値で上手く調整して、自分の中で目標のためにどちらかもしくはどちらも伸ばしていきます。

そしてランニングエコノミーの高いフォームで練習すれば大抵は両方の数値が伸びていき、その方に適正な数値が出てくるようになります。

ランニングフォーム改革‼︎ ランニングエコノミーの高いランナーになる為のランニングフォームをマスターする。

このようにランニングスピードを高める目安が単なるkmペースだけでなく、もう一歩踏み込んだ数字から見る事ができます。

数値で自身の調子を理解する

日々の走りを振り返って分析する

自分の走りを数値化すると走りの好不調や成長を実感することができ、目標がたてやすくなります。

そのことに一喜一憂する必要はありませんが、例えば距離が長くなるとピッチが落ちてくるとか、またはちょっと走りの意識やフォームを変えた時なども数値の変化を後で見て分析することも可能です

自分の走りを数値化し現状把握をすること。そして目標に対しての数値との差を把握することは今回例に出したサブスリーだけでなく、サブフォーでもサブファイブでもフルマラソンの完走でもそれぞれのスピードに合わせて必要になってくるのです。

ランニングスケジュールは週単位で習慣化し、目標に合わせて強度と頻度を調整する

まとめ

・自身の走るスピードを走るペースによってピッチとストライドの数値を把握しておく
・目標の記録やスピードを想定した場合に自身の現在と目標の数値をストライドとピッチのギャップに置き換える。
・ストライド、ピッチもしくは両方をどのくらい上げていくかを課題にトレーニングに取り込んでいき、課題に特化したメニューを取り入れる。
日頃の走りでも闇雲に距離やペースを設定して走るのではなく、どこを伸ばせば効率よく速くなるかを考えてトレーニングしましょう。その方がトレーニングのしがいがあるというものです。そしてその答えがランニングエコノミーの高いフォームの追求にあると思います。

 

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