トレーニングをして力がつくのは回復期であることを知る
ランニングの力がつく時はいつ?
トレーニングをした後に回復することは、トレーニングを積み重ねる以上に大切です。なぜならトレーニングからの回復時に力はつくのです。
ランナーのみなさんがトレーニングにおいて充実感を得るのはいつでしょうか?
多くの方は、目標としたメニューをしっかりこなしたり、ハードなトレーニングを達成出来た時に感じていることでしょう。
実際にはトレーニング実施のみでは完全に満足するにはちょっと早いかもしれません。
なぜなら、それはまだ真の実力にはなっていないからです
目標としているランニングメニューや走行距離をこなす事は大事です
しかしそのメニューをこなして実際に力となるのは回復期なのです
回復しながら鍛えられていく体
回復期間をおろそかにすると力はつかない
トレーニングを積み重ねるだけではダメ
回復の期間や方法をおろそかにし、トレーニングの積み重ねのみに注力してしまうと、走力の向上がみられなくなったり、怪我などのリスクも増大します、当たり前ですが疲労のみ蓄積していき、心身のコンディションが落ちるのです 自身の疲労度を感じるアンテナをしっかり張ることが大事になります。
回復の度合いを自分で感じ、場合によってはトレーニングを中止、延期、別メニューへの変更等をする事が良い選択になるでしょう。
疲れが残ったままハードなメニューをこなしたり、気分が乗らないのに予定通りのメニューを無理してこなすのは、頑張ってやり遂げた達成感と、心身の更なる疲弊が紙一重です
裏を返せばハードなトレーニングを積み重ねたければ、早くしっかり回復する工夫をすることです。
しっかり回復するための工夫
1.栄養補給をしっかり行う
回復には酷使した筋肉等を修復させるために多くのエネルギーが使われます。その分しっかり栄養補給が必要です。タンパク質を中心にサプリメントやしっかりした食事で、栄養補給をしましょう。
2.代謝を促進させるため血行を良くする
回復をより早くするために、代謝を促進させる工夫をするのもよいです。トレーニング直後は体はヒートアップしているので逆に冷やす事も必要ですが、落ち着いてからは、今度は回復のための代謝促進が有効です。具体的には入浴やセルフマッサージ、ストレッチ等がおすすめです。
3.休息をしっかりとる
休息をしっかり取りましょう。睡眠を積極的に取りましょう。ハードなトレーニング後は睡眠もしっかり摂る習慣をつけると、より力がついてくる感覚が実感できるはずです。休息を後回しにしがちなランナーは多いですが疲労の蓄積はメリットが少ないのです。
4.軽い刺激を与える
あえて軽い刺激を与える事で、代謝促進を促すこともあります。疲労が重ならない程度に軽いジョギングを行ったりする事で、より回復しやすくなる場合もあります。あえて無理して刺激を入れる必要はありません。自分の感覚で判断しましょう。
5.ランニングとは違うトレーニングを実施する
ランニング以外のトレーニングを行う事で、体の血行を良くし、代謝を上げるのと同時に効率よくバランスの良い体づくりができます。
まとめ
ランニングにおける走力はハードなトレーニングのみでなく、その後の回復をしっかりすることも同じくらいに大切である。
トレーニング後は強度に応じて休息期間を設ける(1日〜3日)
休息期間の長を決まる時には自分の感覚も大事にする
休息だけでなく栄養補給や代謝促進の工夫をする
どんなトレーニングもやり過ぎは禁物であり、身体を壊すことがあります
一番大事なのは、やりすぎることなく自分でブレーキをかけることです。そして積極的に休息をとる事です。
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