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ランニングのシザース動作とは?徹底分析&マスターで更に効率の良い走りを手に入れよう!

シザースとは何なの?ランニングに必要な動作なの?

 

シザースとはどういう意味?

ランニングの用語の中で良く目にする用語に
「シザース」という言葉があります

どういう意味なんでしょう?

シザースという単語はハサミという意味または、両脚を前後,あるいは左右に開閉する運動をさすようです

ランニング以外でサッカーのフェイントの言葉としても使われていますね。(どちらかと言えばサッカーの言葉の方が認知度高めかもですが…)

こんな感じで・・

 

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今回はランニングの記事ですのでランニングの用語としてのシザースという言葉について意味を考えてみましょう。

最近は漫画家でサブスリーランナーのみやすのんき先生が自身の書籍の中でも何度も重要と語っています。

その”みやす”先生の書籍の中の一つが下に紹介のもの。この本もいろいろ写真や図解でかなりフォーム等研究されて素晴らしい本です。自分も非常に参考にさせていただきました。

 

その他著名な方では、「走る」という行為は短距離長距離関係なく基本は同じという考えですとおっしゃり、youtube「為末大学」では毎回理論的動画を発信されている、オリンピアン為末大さんも、シザースという言葉は使用されていらっしゃらないものの着地脚の反対側の脚の踏みかえのタイミングについて、数々の動画で重要視されたコメントをされてます。

ここまで言われるシザースという動き、「よくわかっている」という方、「聞いたことはあるけどよくわからない」方、「全く知らない」方いろいろいらっしゃると思いますが、ここで今回その動きを可能な限り分解し、マスターするための方法を書いていきます。

シザースとはどういう動き?

シザース、走る場合で言うと両足を前後に開閉する作業が走りにどう影響するのでしょうか?

言葉通りにいえばシザース(はさむ)動きということです。

走る時左右の脚はもちろん前後に交差しながら走りまね。ということは、皆シザースはできているのか?というとそうとも言えません。

同じような動きの中でも、意識の持ち方によって走りは大きく変わります

シザースの動きの中での意識の持ち方はこうです

左右の脚が、ハサミの切る方、つまりは脚が閉じる方向に意識を置くこと」が大事になります

人によっては空中でできるだけ踏みこんだ反対の脚(遊脚とも言います)を前にもっていこうと頑張っている人もいるかもしれません。

いわるる閉じる動きとは反対の動きで左右の脚の間隔を広げる動きになります。

広げる方向の動きのほうがストライドも広がるような気がしますし、前に進んでいくと考えてしまいがちです。そう思ってなくても
実際走ってみるとそういう動きになっている方も多いです。

再度言いますが、実際にはハサミでいうなら切る(ハサミを閉じる)動きの方が前に進むためには大事なのです。
どうしてかというと、閉じる動きのときに上体(胴体)が一緒に運ばれる
ようになると同時に、次の着地に向けてのパワーを注ぎ込む動きになるからです。

広がる動きをいかに大きくとっても、その時には脚のみが先行していってしまう
ためにかえって力は分散してしまい、前方に進む動き(パワー)は損なわれてしまうのです

ではもう少し細かく掘り下げていってみましょう

参考になる動画、それを抜粋した静止画を交えて解説していきます

シザースの動きを動画で分析し、理解しよう!

ではもう少し細かく動きを掘り下げていってみましょう

トップアスリートによる動画、それを抜粋した静止画を交えて解説していきます

トップアスリートのシザースを参考にする

今回シザースの動画として使用させていただくのは

今を時めく女子ランナー不破聖衣来選手です

 

不破選手は中学生時代から注目のランナーでもちろん速かったのですが

高校時代は貧血等もあって一時なりを潜めた感もあったものの、拓殖大学入学後一気に日本のトップに躍り出ましたね。大学生になってからフォームが著しく洗練され無理のないフォームになったと感じます。

 

今回不破選手のフォーム動画はyoutubeで

「フォーム研究所」様の動画を引用させていただきます

流れるようなフォームですね。この力みのないフォームも素晴らしいですが

シザース動作も非常にスムーズに行われております。(もちろん速いです)

タイミングやパワーの伝えるポイントも優れているのだと思います。

もちろんわかっていてもこの通りにみな走れるわけではありませんが、

この動画をさらに静止画として分析して、シザースのポイントを伝えていきます。

走りをある地点から何分割かに分けて、シザースの動きを見ていきましょう

静止画内の左右の脚がその時点でどういう動きを実際はしようとしているのか、

それがどういう働きをしているのかなどを記載します。

不破聖衣来選手のシザース

1.左足着地前・右足引付開始

左脚:シザース動作後ですでに前方への意識は無し。位置的には振り上げているように見えますが、実際には下におろす方向への動作に向かってます

 

右脚:右脚で蹴ってストライドを伸ばしているような画像に見えますが、実際は右脚は着地後すぐに引付る方向に動きは始まってます。

映像や静止画で見ると速いランナーになればなるほど体が前方に運ばれていくスピードが速いので後ろ脚が伸びたような画になってしまいますが、実際は速く移動した上体を後ろ脚がすぐさま引付戻す感じです。

ということで右脚はこの時点で引付ける動きが始動します。

 

骨盤:骨盤左側は左脚は右脚をシザースでは追い越してますが、骨盤は左右で言えば左側が右側を追い越しすぎないようなイメージで動きます。

左の骨盤が前に行き過ぎると、左脚を真下におろすつもりでも体の前での着地となってしまいますので次の着地への連動がうまくいかず、かつ骨盤の動きすぎは走りのブレにつなります。

骨盤は基本進行方向にまっすぐの面をベースに、あまり動きすぎないようにします。

 

2.左足着地・右足シザース最重要ポイント

左脚:真下に下して着地します。ポイントは足・骨盤(大転子)・頭の耳ラインが一直線になるイメージで。ただし実際には自身の体の位置を把握するのは難しいので、着地足のパワーがお尻の筋肉に伝わりそのまま上まで抜ける感じで。(後記のケンケンのドリルで感覚を磨きましょう)

 

右脚:引き付ける動きを継続しますが、ポイントはあくまで注力は着地時点までにすることです。

着地以降は前方への動きは意識的には行わないので力の方向とオンオフのタイミングが重要になってきます。

 

骨盤:左右の骨盤が着地に合わせてちょうど進行方向に真っすぐに向くようにいたします。

 

3.乗り込み完了・左右バランス重視ポイント

左脚:静止画2の真下着地が完了し乗り込みのポイントになります。左足脚とも末端には力を入れず、お尻で受けてまさにケンケンの状態になります。注意点は真下にパワーが加わること。

前方に蹴ろうとすると引っかける動きになりパワーがうまく伝わらなくなりがちです。真下に向けても前に進みます(まさにケンケン)

右脚:この画の時点ではすでに右脚は前方への意識はなく、慣性で前方に動いている状態です力は入れず(これもケンケンの要領)どちらかといえば前方の動きを抑えて前方に行き過ぎないようにします。

骨盤:乗り越えた右脚側が前に行き過ぎないように意識し、右脚が真下に下せるポジションをキープします。

※全体的に着地で力を伝えようとしすぎて固くならないことです。

※腕振りをタイミングよく行うとパワーをより伝えられます。

 

4.空中での切り替えポイント(右脚広げでなく左脚の引付の動き)

右脚:着地後切り返しの動きにより上体が前方に運ばれました。右脚は着地時に殿筋で受けたあとは蹴り伸ばすことはせず、すぐにひきつける動きにシフトします。

左脚:まだ前方向に伸びている感じの画になってますが、ハムストリングスやお尻の下側の筋肉を意識して本当に真下に下します。よく「空き缶を踏み潰すイメージ」といいますが、軌道としては円を描いて着地するというより本当にストンと真下に下される線でイメージします。それができないと、いわゆる「脚がながれる」ことになり、スピード、リズム両面でロスを生むことになります(体力も余分に使います)

骨盤:右脚側は真下に下す位置で、左脚側は引き付けられる動きを支えるために前方に動くものの、行き過ぎないようにコンパクトな動きを意識する。(簡単に言うと進行方向に真っすぐのベース意識は崩さない)

 

5.右足着地ポイント(自然に下す)

左脚:2.の右脚と同じです

右脚:自然に落とします、あとは2.の左脚と同じ。

骨盤:基本進行方向に真っすぐの意識で。(実際には脚や上体の動きが伝わるので前後に自然に動きます。骨盤をあえて能動的に動かし過ぎないようにはしましょう)

※動きが一巡しましたが、しっかり真下ケンケンの切り返しが左右繰り替えされるように、無理のない動きを力まず行うこともポイントです。

このように見た目と実際の動きでのパワーの伝わり方や意識の感覚が思っていたことと実際の効率のよい(正解に近い)動きと違うことがあります

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シザース動作で気を付ける5つのポイント

シザースの動作ではこの5つのポイントを意識しよう!

動画で流れを見ていただきましたが、すべて意識していたら頭一杯で走れませんね・・

そこで、動画も踏まえたうえで

シザースの動きはどういう点に注意すべきかを

5つのポイントでまとめました

シザース動作5つのポイント!

1.閉める(脚間隔を狭める)方向の動きを意識する

2.交差までがポイントでそれ以降は力を入れない

3.追い越す側の脚は前方に伸ばしていくのではなく
体の真下にそのままおろしていくイメージ

4.左右をリズムよく切り替えること
(片側を伸ばしすぎることは走りのロスにつながる)

5.骨盤は必要以上に動かさない

です。いかがでしょうか?

シザース動作も含め動きをマスターしていくためのドリル

シザース動作取得を助ける3つのドリル

5つの気を付けるポイントを列記しましたが、

実際には動きが理解できてもそれをなかなかすぐに変えることはできないものです。

そもそもそれが簡単にできれば苦労はしません。

 

そこでシザース動作をランニングの中だけでなく別の練習として書きドリルの実践をご提案します。

3つのドリルを実践しながら少しずつシザースの感覚をつかんでいってください。

焦りは禁物です、ドリルは何週間、何か月も続けていつの間にか効果がでるものなので、できれば毎回ランニング前に少しでも実施してみてください。

そして少なくとも1か月続けてみましょう。

 

1.ケンケン

ケンケンはみなさんご存じですよね。走るという動作はケンケンの連続だとも言われます。

今までの人生の中でケンケンをしたことがない方のほうが少ないとは思いますので

あえて解説は致しませんが、大事なのは上の静止画開設の(2・3)の画像の感じで

動作をイメージします。真下に乗り込む意識のみ重視。力は入れなくてよいです。

(一応動画準備中)

 

2.加重確認ドリル

着地がお尻にかかる感覚をつかむドリルです。

本当に簡単で、でも意外と難しいドリルになります。

走る前などに少しやってみるとよいと思います。

ゆっくり片足軸で乗り込んでいき、お尻の筋肉の真ん中あたりで加重を受けているかを感じ、上体も前傾したり反ったりせずそのまま真っすぐの姿勢で楽に維持します。やることはそれだけです。(動画準備中)

とにかく真下意識で体重をのせてそれがお尻にかかり、そのまま頭まで真っすぐにいく感覚をつかむのが重要です。

コツはとにかく末端(つま先や足指)あと膝に力を入れないこと。

ケンケンでもこの加重の感覚に近い感じで実施できるようにします。

 

3.トロッテイング

左右の切り返しを骨盤主導で行う感覚をつかむトレーニングになります。

片方を追い越した後伸びずにすぐおろす動作になるので、

片側が伸びる感覚が強い方はすぐに左右を切り替える練習としてよいと思います。

 

まとめ

シザースの動作に対する理解と動作取得のためのまとめ

・シザースとは左右の足を閉める動きである

・左右の足が交差し、着地するまでが重要である

・交差後は前方向に伸びすぎないように注意

・左右の切り替えをスムーズに行い、骨盤は動かしすぎない

・ドリルを実施し少しずつ普段の走りの中に生かしていく

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記事が少しでもランナーの皆様のためになったならありがたいです!!

 評価のほどよろしくお願いいたします!!

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